時計が好きになればなるほど、分解したい衝動に駆られるものです。
でも、技術者でない人が日ごろ愛用している時計や高価な時計を分解するのは勇気がいりますね。

そこで、このページではそういった分解への欲求をお感じになられている愛好家のために、安価な練習用の時計を使って分解を楽しむことをご提案します。
一般的な機械時計を分解する手順通りご説明してまいりますので、技術者の観点から時計に親しむことができます。
どうぞお楽しみください。

このページは、長年にわたって時計修理をされてきた宮下和彦さんのご協力により作成させていただきました。
   
宮下和彦さんのプロフィール

時計修理の(有)宮下商会社長。
その職人かたぎが高く評価され、雑誌「サライ」、「楽」でも紹介されました。

このページでの分解は、最低限の道具で行いますが、時計工具はたくさんの種類を持っている方が作業がやりやすくなります。
ご趣味として許容できる範囲で少しずつ道具を揃えていってください。
●分解に使用する時計は、ピンレバー(アンクルにルビーを使用していない使い捨ての時計) ウォッチです。
   



1)

汎用オープナーで回転裏ブタを開けます。 裏ブタに刻まれている溝にしっかりとオープナーの爪をはめ込み、オープナーがずれないように 注意しながら裏ブタをねじ開けます。 この時、しっかりと時計や工具を保持しないとオープナーの爪が裏ブタ溝から外れて傷をつけて しまうことがあります。

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