[ ジャケ・ドロー製作工程 ]
04.ムーブメント製作、商品管理


●04-1.HDG(Haute de Gamme)とJaquet S.A.


HDGはもともとVacheron Constantinのムーブメントを主に製作していた会社であり、従業員は約60名。

一方Jaquet S.A.も、La-Cbaux-de-Fondsに本社工場を構え、従業員も同じく約60名。

Jaquet-Drozのほか、7社のコンプリケーション・ムーブメントの製作に携わっている。

Jaquet S.A.は、これまでにもさまざまなコンプリケーション・ムーブメント
を発表しているが、通常Jaquetという銘がムーブメントに刻印されることはなく、あくまでも裏方に徹してきたメーカーである。

Jaquet-DrozのSSトノーモデルに搭載されるのは、Jaquet7369であるが、このムーブメントは以下の工程を経て作られる。

ベースとなるのはNouvelle Lemania 1883であるが、このムーブメントがJaquet社によって、 歯車ひとつから徹底的に手を加えられ、Jaquet7369に生まれ変わる。

Jaquet社では、たとえ5個のコンプリケーション・ムーブメントの製作に必要な部品が生じた場合でも、そのための特殊工作機械を製作することがある、これがムーブメント自体の価格を高くさせてしまう原因であるが、このような手法を経て完成するムーブメントは、 非常に完成度も高く、高級機械式時計に取り入れられる要因のひとつでもある。

参考までに、GrahamのFoudroyante Chronograph(1/8秒計搭載の機械式クロノグラフ)のムーブメントは、Jaquet社製である。

●04-2.商品管理

このような過程を経て製作されたJaquet-Droz Watchは、La-Chaux-de-Fondsのジャケ・ドロー 通り38番地(rue Jaquet-Drozm38)にあるアトリエで、最終の商品検査がなされた上で出荷される。

このアトリエの責任者はMr.Damien Sourice(ダミアン・ソリス)であり、もともとパリで、アンティーク・ホールクロックの修理をしており、これが彼にとってのウォッチメーカーとしてのはじまりであった。

その後 Mr.Damien SouriceがBreguet社に在籍していた頃、コンプリケーション・ウォッチの修理に携わるようになり、Jaquet-Droz社発足とともに、現在の職に至っている。



05. Jaquet-Drozに搭載される特殊機能

●05-1. Music Watch


ジュネーブに住む独立時計師Christophe Claret(クリストフ・クラーレ)により製作されたオルゴール機能を搭載した複雑キャリバーに、オートマトンの機構をプラスしたもの。




 



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