●名前 ダイバーダウン ●登録日時 03/18(日)00:55 パスワード 一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- よく ロレックスなどの高級時計を買うときに聞く 「高いけど 一生モノだから」という言葉 今まで疑問に思ってきたんですが 果たしてその理由は本当に「高いから」 なのでしょうか? クォーツとゼンマイ時計 どちらが丈夫か?というのは私にはわかりませんが 少なくともどちらも 無条件で5.6年で潰れてしまう、というものでは ないはず それに普通に日常生活してて そんなに時計をぶつけるような機会なんて ありますか? まあ これは人それぞれだろうけど 「私は時計に過酷な条件下で働いてます」っていうなら だったら その時は時計外しとけよ、って思いますしね・・・・(笑) 高級時計はメーカーのサポート体制がしっかりしてる、といいますが ロレックスなんて街の小さな時計店なんかで修理してくれないことも 多いですし その点国産の安物なんて どこでも修理してくれますしね 私は高級時計は持ってませんが 今まで使って来た安物国産時計は 「電池切れ」という理由以外で止まったものはありませんでした こう考えたらやっぱり 「一生モノ」というのは 高い時計買うときに自分を納得させる言い訳のひとつなんじゃないかと 思ってきます みなさんはどうですか? ●名前 96(キューロク) ●登録日時 03/18(日)06:15 パスワード re(1):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- ダイバーダウンさん、こんにちは。 >こう考えたらやっぱり 「一生モノ」というのは >高い時計買うときに自分を納得させる言い訳のひとつなんじゃないかと >思ってきます みなさんはどうですか? 以前にも書きましたが、アフターサービス体制も含めて「一生モノ」時計なんてほとんど ありません。あったとしても、維持費がとてつもなく高くつきます。 そもそも、ロレックスも含めてほとんどのメーカーは自社の時計が「一生モノ」だなんて ひとことも言っていないはずです。 「一生モノ」時計というのは雑誌が無責任に書いているだけです。 ダイバーダウンさんが思われることはごもっともです。私もそう思います。 時計を道具として考えた場合、100万円の「一生モノ」時計(仮にあったとして)を 買うよりも数万円の時計を10年ごとに買い換えた方が安くつきます。 これも以前に書きましたが、性能が同じなのに時計ほど価格差(価格の範囲)が大きい 工業製品はありません。価格が10倍であっても寿命は10倍ではありません。 それなのに、なぜ高価な「一生モノ」時計が売れるのか? 私の場合、単純にその時計が欲しいからです。要するに、単なる物欲です。理屈抜きです。 少なくとも、「一生モノ」だから、と自分を納得させたことはありません。 そもそも、私も含めてこのような高級時計を購入する人は、いわゆる時計マニアと 呼ばれる人が多く、1個の時計ではとても満足できません。 「一生モノ」時計をいくつも買うことになります。 私は、「一生モノ」だから、という理由は、自分を納得させる理由というよりも、 他人を納得させる(他人に説明する)理由のように思えます。 ●名前 インディ ●登録日時 03/18(日)13:18 パスワード re(2):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- ダイバーダウンさん、96さん、お二人の御意見もっともだと思います。 誰から見て誰の為の一生ものなんでしょう?モチロン自分自身の為ですよね。 自分の寿命が何時までなのかは別として「死ぬまでこの時計を可愛がってやるぞお!」 と言う気合の入れ具合を「一生もの」と言う言葉に置き換えているに過ぎません。 だからそういう言い訳をして高価な時計を買う奴なんざ、時計好きしかいませんよ。 (かく言う私もその時計愛好者の一人なんですね…。) 話が横に逸れますが、時計に限らず高価な買物の言い訳には便利な言葉なのでしょう。 昨日ジョン・ロブ(靴屋さんです。)で限定モデルの一足を死ぬ気で予約しましたが 店員さんのセールストークの中にしっかり使われていましたよ。 「安物の靴を何足も履き捨てるより、高価な靴を思い切って購入されて一生大事に お使いになられる方が愛着も湧きますし絶対にオススメですよ。」 「一生ってどのくらい使えるものなんですか?」 「ソールを張り替えながらでしたら、20年は大丈夫です。」 自信を持って答える店員さんに、心の中で「僕の余命も後20年か。」 と少し複雑な心境になってしまいました。 言葉を額面通りに受け止めると話しがややこしくなってしまいますね。 一生ものの時計を買ったからには、少しでも長生きして愛用してやりたいものです。 それでは。 ●名前 匿名希望 ●登録日時 03/18(日)18:12 パスワード re(2):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんにちは。 興味深い話題なので参加させてください(笑) 一生モノの時計の定義が難しいのですが、例えば、作り手(メーカ)が長年の使用を 前提に、ムーブメントの設計を保守メンテを考え、パーツの素材の選定、仕上げから 始め、組み立てに至るまで実に手堅く堅牢に作ってある時計というのはどうでしょうか? 私は、「一生モノ=高価」とは必ずしもならないと思うのです。 最近、知ったのですが、40から50年代までのアメリカンウオッチなどは、私には 一生モノと呼べると思いますがいかがでしょうか? 受け石の交換も実に容易にできるよ う設計されています。 少なくともElgin、Hamilton(売却前)などはそう思いますね。 ムーブだけではなくて、デザイン面とか外装面で飽きが来にくいものも良いですね。 窓から見える星座を体現して欲しいと思う大金持のもつ置き時計と普通の会社員が工面 してためて買う時計の要求品質が違って当然ですし、同じ必要はないと思うのです。 実際、50年以上経過した時計が現役で活躍しています。 確かに、今は「一生モノの時計」は、セールストークあるいは自分を納得させるための 理屈付けに使われる場合が多いでしょうね。 それでは、また。 ●名前 B ●登録日時 03/19(月)00:15 パスワード re(1):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- 皆さんの身近なもので、一生モノといえるものはどんなものがありますか? 私は・・・この30数年生きてきて、これからも一生つきあえそうなものは あまり持っていません(^^; さて、「一生モノ」に対するイメージはこんなもんでしょう。 1.「一生大事にするぞ」と思うくらいに愛着があるもの 2.購入価格が高かったので「一生大事に使おう」と思わせるもの 3.メンテをしていけば一生(50年程度?)使えるもの 時計に限らず、身の回りのいろんな道具を想像してみて下さい。 ナイフ、自転車、ライター、時計、宝石(指輪)、メガネなどなど。 料理好きな方でしたら、愛用の包丁などは。 大事なときにだけ使うことにしている万年筆は? いつも持ち歩いて傷だらけのジッポーは? ビジネスの必携である手帳や名刺入れは? コードバンのベルトなんかどうでしょう? 若い頃にあこがれてようやく手にしたグレッチのギターは? 古くても現役のカメラは? あなたの一生モノは1〜3のどれでしょうか? ●名前 ダイバーダウン ●登録日時 03/19(月)01:12 パスワード re(1):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- 自分でこの話題を書き込んでから思ったのですが 一生モノ=半永久的に壊れない という図式もあるでしょうが 一生使うに値する価値ある時計 という考え方もできるかもしれませんね だから 安い時計にはその価値がないのか! というとそんなことはありません 「親から子へ受け継ぐ」時計の話はなんどか聞いたことがありますが そのときに なぜスイス製高級時計ばかりなのかと 疑問に思っていたので この話題をださせていただきました PS ここの方々のすばらしいところは 高い時計を買う理由を 物欲だ!とごまかさず言っていることだと思います 高い時計を買うのを理解できない人にごまかしのような理由をつけて説明しないのは すばらしいことだと思います やはり 時計マニアの方というのは 大人なんですね これからも屈託のない意見をお聞かせください つたない質問にいろいろ答えていただいて ありがとうございました ●名前 MAF ●登録日時 03/21(水)01:14 パスワード re(2):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- 一生ものですかぁ。 高価とはいっても時計なんか所詮はモノですから、、 確かに、腕時計に乗用車ほどの金額をかけるわけですから、なんらかのいいわけが ないと納得しにくいというのはあるでしょう。一生ものといっても飽きることもある し第一スーツの時もカジュアルの時もぴったりというわけにもいかないでしょう。 お金さえ出せば幾つでも買えるし、別に誰に迷惑をかけるわけでもなく道徳に反する わけでもありません。 世の中そうは行かないものもたくさんありますから、(それでも平気という剛の者も おられるでしょうが、)時計道楽なんてぇのは気楽なもんです。 でしょ? ●名前 Bun ●登録日時 05/04(金)01:07 パスワード re(2):一生モノの時計とは? -------------------------------------------------------------------------------- 私にとっての,一生モノとは, 人生のある時期を,自我の一部として共に過ごしたモノ,だと思ってます. 一生使い続けることができれば,それは幸福なことでしょうが, 短い時間で強烈な愛着を持ち,なんとなく飽きてしまうと言ったようなモノもあります. ただ,少なくとも手に入れる時は,長い間(できれば子々孫々に至るまで)使いたい, という意気込みのを持ちます.少なくとも飽きることを前提として買う物は, 一生モノの範疇には入れたくありません. 自分は合理的だから,といって正確な時刻を表示するものさえあればいい,という人は, 時計の耐久性を気にすることはあっても,一生モノの時計を手にするという意識はない でしょう. どこかに自分の非合理性を認めつつ,自己表現の手段として,時計を持つ人には, 一生モノ(の時計),というコトバに憧れを持つのではないでしょうか.私はそうです. 機械式時計は,自分という人間と時計というモノの共通点を見いだしやすいから, 人気がでるのだと思います.物欲をかき立てる要素も強いでしょう. 今の私のお気に入りは,シンプルな手巻きの2針の円形の時計と,クラシカルな デザインの,トノーケースにはいったクォーツ時計です.手巻きの時計は革ベルトで, 非防水なので,夏はステンレスのブレスのクォーツを愛用しています. 両方とも一生モノとして大事に使ってゆきたいと思います.