●名前 エコロ ●登録日時 05/27(日)23:21 パスワード つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- 上森さん、皆さん、お久しぶりです。 上森さん、久しぶりに時計雑感拝見いたしました。 しばらくお見かけしませんでしたが、お元気そうでなによりです。 「夏」という言葉を意識し始める季節になりましたね。 普段、革ベルトの薄型時計を愛用していましても、 やはりこの頃になりますと、ダイバー時計とまではいわなくとも、 高防水型の金属ベルト時計が恋しくなってきます。 個人的なことですが、5月の初め頃から、ブタクサという草の 花粉が空気中を飛び交っておりまして、私は、鼻ずまり、目のかゆみ、 喉の痛みに悩まされること20年の花粉症のベテランなのですが、 そうした時には精神衛生もよろしいわけはなく、なるべく煩わし くなく頼りになるものがいいと思うようになります。 去年もデジタル時計でした。(笑) 使いだすと便利なんですよね。鋭いアラーム音はアレルギー剤で ボ〜っとしている頭に物忘れを防いでくれますし、 分単位の時間を、読むということなしに瞬時に教えてくれますし、 夜中、自身のくしゃみで起きた時にも「今何時だよ〜ん」って ボタンを押すだけで、バックライトが明確に時を照らしますし・・・ その便利さは語れば切りが無いほどです。 しかし、その花粉症が6月の始め頃に少しずつ治まりだし、 デジタルの複雑でいて無機質な顔に飽きた頃、シンプルなネジ込み式 竜頭を備えた防水時計を取り出し、待ちに待つ活動的な「夏」を迎えようと 心づもりが始まります。 今はまだ少し花粉症が残っていまして、デジタルからの移行期で、 時間合わせで煩わしくないクオーツの防水時計をしています。 去年の夏時計はシーマスターでした。 これは同じような方も多いかと思いますが、私の場合は、 時計が好きになり、複数持ち出しましてから、 なかなか1本の時計を使い続けることが困難でいます。 でも確か夏の間はずっとシーマスターとうし、1本を使い続けること に久しぶりに、しみじみ思いを馳せれた気がします。 さて今年はどうなりますことやら。 自分でもわかりません。その時の自分が何を欲求するのかが。 それがわかりますと、諸々の欲求を制御できるかもしれない のですが・・・(笑) 欲求といいますと、 先ごろベストセラーになりました「金持ち父さん、貧乏父さん」 という本を少し見ることがありました。 その本について時計好きの友人と語ることがありました。 本の中に、お金を生み出すには欲望を制御することが必要とあります。 なるほどそうかもしれないなと思います。 よほどプレミアがついた時計を転売する以外には、 「時計」自体は、お金を生み出しませんし、 OVHや電池交換の費用を考えると「時計」はバカにできない 負債かもしれない思います。 それを次々買いたくなる欲求を押さえることは、 まさにその精神自体が資産となるであろうと。 しかし、趣味は生活の潤滑油ともいいます。 時計なしにはもはや生活に潤いがなくなってしまうほど、 のめり込んでしまった今となりましては、私たちにとりまして 「時計」は負債とはまた別の精神エネルギーになるとも考えるの です。 としますと時計を買うこと自体、資産と見なすことも・・・ つまらない駄文を書いてしまいました。 また、花粉により鼻がつまってきましたのでこれで失礼いたします。 では。 ●名前 又一庵 ●登録日時 05/28(月)17:21 パスワード re(1):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- エコロさん、お久しぶりですね。 最近、ちょっとこの掲示板にもご無沙汰しておりました。 昨年、念願のビーナス175購入以来、気が抜けていたところでした。 >これは同じような方も多いかと思いますが、私の場合は、 >時計が好きになり、複数持ち出しましてから、 >なかなか1本の時計を使い続けることが困難でいます。 > >でも確か夏の間はずっとシーマスターとうし、1本を使い続けること >に久しぶりに、しみじみ思いを馳せれた気がします。 多くの時計愛好者の究極の命題が、自分にあった、たった1本の時計に 出会うことではないでしょうか?恥ずかしながら、私もこの迷路のはまり こんでいます。 私の場合も、クォーツ3〜4本、機械式3〜4本、気分で使い分けています。 同じ時計を長く付けているときで2ヶ月程度でしょうか?飽きるというより 他の時計がかわいそうという感覚で付け替えています。 先日、親戚の若い衆とカジュアルな飲み会がありまして、親戚との飲み会と いえば、冠婚葬祭が多いため、フォーマルな時計をすることが多かったのです が、この時は困りました。結局、クォーツのダイバーをしていったのですが、 機械式のカジュアルなクロノあたりが欲しいなと思ってしまいました。 なかなかこれ1本というわけにはいかないですね。 >本の中に、お金を生み出すには欲望を制御することが必要とあります。 >なるほどそうかもしれないなと思います。 >よほどプレミアがついた時計を転売する以外には、 >「時計」自体は、お金を生み出しませんし、 確かにそうですね。エコロさんは時計だけでしょうか? 私の場合、カミさんの影響で、くまのぬいぐるみ・・とか 絵画(版画など) もよく買ってしまいます。先日は、手塚治虫の鉄腕アトムのフィギュア(世界 最高のロボットで出てきたキャラのもの9体)買ってしまいました。 ・・・・高尚な精神に到達するには、まだまだです。 それでは、また。 PS 私も花粉症です。もう10余年です。私は2月のはじめから    5月はじめくらいでしょうか?最近マスクがとれました。お大事に。    (少女漫画の”はいからさんが通る”に馬糞症というのがありました。     花粉症のパロディですが、1970年代にすでにこの話題があった     と、変に感心してしまいました。) ●名前 上森 ●登録日時 05/29(火)01:05 パスワード re(2):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんばんは。 エコロさん、又一庵さん、こんばんは。 お久しぶりです。お元気でしたか? エコロさん、 > 個人的なことですが、5月の初め頃から、ブタクサという草の > 花粉が空気中を飛び交っておりまして、私は、鼻ずまり、目のかゆみ、 > 喉の痛みに悩まされること20年の花粉症のベテランなのですが、 > そうした時には精神衛生もよろしいわけはなく、なるべく煩わし > くなく頼りになるものがいいと思うようになります。 そうでしたか。 最近はやっとおさまってきましたが、わたしも花粉症でございまして、 何が困るといっても、くしゃみが止まらないのが困ります。 「くしゃみを30連発する」 というと、冗談のように聞こえますが、 これが、本当に30連発くらいしてしまい、 10回目くらいだと、まだ周囲も気づかぬふりをしてくれるのですが、 20発目を越えたあたりから、笑い声が聞こえ始め、 また、自分自身でも可笑しくなってきます。 で、笑いながらさらに10回くらいくしゃみをするので、 ほんとうに、つらいものがございます。(笑) > 使いだすと便利なんですよね。鋭いアラーム音はアレルギー剤で > ボ〜っとしている頭に物忘れを防いでくれますし、 > 分単位の時間を、読むということなしに瞬時に教えてくれますし、 > 夜中、自身のくしゃみで起きた時にも「今何時だよ〜ん」って > ボタンを押すだけで、バックライトが明確に時を照らしますし・・・ > その便利さは語れば切りが無いほどです。 ええ、たしかに、おっしゃる通りですね。 デジタルの視認性のよさといえば、わたしも思い当たります。 とある取引先のビルに入るとき、こんなことがありました。 そのビルは、社外の人が入るときに、 氏名と入館時間を用紙に記入しなければいけないのですが、 たとえば、1時28分だったとして、 これがアナログ時計だと、 いったん、頭の中で文字盤のビジュアルを 数字に置き換えなくてはなりません。 なんでもないことなのですが、 携帯電話で話ししながら書いていたりすると、 そんな簡単なことがもどかしく思えたりします。 でも、デジタルだと、1:28 と表示されているとおりに、 機械的に書き写せばいいだけですので便利です。 ちょっとしたことですが、 このちょっとしたことが理由でデジタルを選んだりすることも よくあります。 > これは同じような方も多いかと思いますが、私の場合は、 > 時計が好きになり、複数持ち出しましてから、 > なかなか1本の時計を使い続けることが困難でいます。 > でも確か夏の間はずっとシーマスターとうし、1本を使い続けること > に久しぶりに、しみじみ思いを馳せれた気がします。 そうですね。おっしゃる通りですね。 一本の時計を使いつづける。 時計好きにとって、これほど難しいこともありませんね。(笑) 時計を知れば知るほど、その時計のアラが見えてきますし、 他の時計も気になってきます。 また、毎年魅力的な新製品が出ますし、 アンティークの掘り出し物を見つけることだってあります。 不思議なもので、 昔は時計を買うときは、 一球入魂という感じで、 「この時計といつまでも・・・」という感じで買っていたのが、 だんだん、 「とりあえず、よさそうだからもらっておこうか」と気軽に買うようになり、 そのうち、 買ったことさえ忘れてしまうものも出てきたりします。 そして、何かの拍子に、片付けの際にでもひょっこり出てきて、 「なんだ、こんな面白いものも買ってたんだ」 と、しばらく腕につけて眺めたりしますが、 またそのまま、どこかに放置して使わなくなることもしばしばです。 > しかし、趣味は生活の潤滑油ともいいます。 > 時計なしにはもはや生活に潤いがなくなってしまうほど、 > のめり込んでしまった今となりましては、私たちにとりまして > 「時計」は負債とはまた別の精神エネルギーになるとも考えるの > です。 > としますと時計を買うこと自体、資産と見なすことも・・・ ええ、まったくおっしゃる通りだと思います。 わたしにとっても、 時計は時間を見るための道具であるのみならず、 限りのないインスピレーションと、エネルギーの源泉であり、 そして、実に楽しい気晴らしでもあります。 又一庵 さん、こんばんは。 > 多くの時計愛好者の究極の命題が、自分にあった、たった1本の時計に > 出会うことではないでしょうか?恥ずかしながら、私もこの迷路のはまり > こんでいます。 みなさん、やはり同じようなお気持ちでいらっしゃるのですね。 心強いです。(笑) そういえば、 稀な例としまして、 当ホームページの褐色時計協会に、秋本氏という方がいらっしゃいます。 この方、相当な時計愛好家でいらっしゃるのですが、 数多くの所有時計の中でも、グランサムという逸品が特にお気に入りで、 http://www.wur-japan.com/koten.html 文字通り、肌身はなさず持ち歩いていらっしゃいます。 秋本氏は、これと決めたものに対して、 飽きずに徹底的に付き合う方のようで、時計以外ですとカメラでも http://www.wur-japan.com/siryo/leica1.html という愛用品をお持ちで、 これもまた、 決めたらとことん道具とお付き合いされるのです。 さらに、 携帯パソコン好きな方ならご存知かと思いますが、 昔、ヒューレットパッカードが100LXという電卓のような DOSマシンを出していて、 熱烈な愛用者を生んだのですが(わたしもその一人でした)、 彼は、今でもそれを使っていて、 UNIXライクなエディターなどを入れて徹底的に使っていらっしゃいます。 赤外線ポートの蓋などは、使いすぎて取れてしまっているのですが、 まだまだ現役なのです。 わたしはいつも、 そういう姿をみて、 「これと決めた道具に徹底的に取り組むとは、何と素晴らしいことか」 と感慨を深いものを感じるのです。 考えてみますと、 時計に限りませんが、 道具は、新品で手に入れたときにはまだ自分のものではなく、 ボロボロになるまで徹底的に使い倒して はじめて自分のものになるような気がします。 そしてまた、 自分もそういう道具を持ちたいと思います。 乱文失礼しました。 それではまた、お話できますことを楽しみにしています。 ●名前 エコロ ●登録日時 05/30(水)00:24 パスワード re(3):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- 上森さん、こんばんは。 お返事いただきましてありがとうございます。 >お久しぶりです。お元気でしたか? はい。体は花粉症以外すこぶる好調です。(笑) >最近はやっとおさまってきましたが、わたしも花粉症でございまして、 >何が困るといっても、くしゃみが止まらないのが困ります。 悲しいくらいに、よ〜くわかります。(笑) 私の場合、仕事場には強力なエアクリーナーを設置しておりまして、 仕事中は幾分マシなのですが、自宅部屋に帰ったとたんに、 川沿いに部屋がありますので、それはもう・・・ムワッ!ときます。 学生時代に街中におりました頃も今ほどではありませんでした。 都会だと花粉が少ないのではと思っていましたが、どうやら そうではないようですね。 それにしましても上森さんも又一庵さんも花粉症とは・・・ 「時計好きと花粉症」 なんてツリーができそうですね。(笑) >デジタルの視認性のよさといえば、わたしも思い当たります。 >たとえば、1時28分だったとして、 >これがアナログ時計だと、 >いったん、頭の中で文字盤のビジュアルを >数字に置き換えなくてはなりません。 〜 >でも、デジタルだと、1:28 と表示されているとおりに、 >機械的に書き写せばいいだけですので便利です。 まったくそのとうりなんです。 私の言いたかったことはまさにそれでした。 明確かつ具体的にご説明いただきましてありがとうございます。 さすが、上森さんです。 書類書きなどが多いですとデジタルが便利ですね。 また、時間を数字であらわすデジタル時計では とらえる私達の方も時間を単に数字で理解しますね。 これがアナログですと、量でとらえようとしますね。 ですから 「あとどれくらい?」とか「何分くらいたった」 という量で時間を理解しようとしますと、 デジタルで表された数字を、 針に置き換えたイメージをしたりします。 またデジタル時計ばかり見ていますと、アナログの読み方 を忘れてしまうのでは? といらぬ心配をし、 あわててアナログ時計を見てみたり。(笑) たぶんデジタルとアナログはどちらかが優れているという 結論はされずに、いつまでも共存するのかもしれませんね。 >不思議なもので、 >昔は時計を買うときは、 >一球入魂という感じで、 >「この時計といつまでも・・・」という感じで買っていたのが、 >だんだん、 >「とりあえず、よさそうだからもらっておこうか」と気軽に買うようになり、 >そのうち、 >買ったことさえ忘れてしまうものも出てきたりします。 私は今だに一球入魂のつもりで買いますが、(笑) ただ総合してみますと、 自分の欲求を満たすものはやはりひとつではなく、 それぞれ、今まで買ってきた時計たちがその欠点を 補いつつ互いに『存在してくれている』といった ような雰囲気でしょうか。 それでいて、もう十分だという気には、 新しい時計を買った時にしか なれないんですよ。(笑) >そして、何かの拍子に、片付けの際にでもひょっこり出てきて、 >「なんだ、こんな面白いものも買ってたんだ」 長らくしまいこんでいた時計、たとえ見つけても、 つける気もおこらない時計に、 ふと目がいき、そのまま使い込んでしまうことはありますね。 で、始めて愛着が生まれるものもあり、 また昔、使い込んでいたのに、なんのきなしに、しまいこんで しまった時計に、 再び火がつくといったこともしばしばあります。 そうしますと、不思議に気のせいかもしれませんが、 しまいこまれていた間はくすんでいた時計が、 急に輝きだす印象を受けることがあります。 >わたしにとっても、 >時計は時間を見るための道具であるのみならず、 >限りのないインスピレーションと、エネルギーの源泉であり、 >そして、実に楽しい気晴らしでもあります。 時間という変わらない概念を具体化する道具であるだけなのに、 そこには基本的に、何の変化もないはずなのに、 心惹かれるのは何故なんでしょうね。 「どうして私のこと好きなの?」 今よりもっと若い頃、こんな照れくさい会話をされた方は多いと思います。 たいていの場合、聞かれた方は、 「それはね、え〜っと・・・〜〜何故だろう?」 と、 具体的に答えられないことが多かった方も多いのでは。(笑) 「好き」である理由が曖昧である時の方が、楽しいのかもしれませんね。 そして、その楽しさはまちがいなくエネルギーになってくれますね。 >それではまた、お話できますことを楽しみにしています。 久しぶりにお話ができまして、前と変わらず楽しく時間が過ごせました。 ありがとうございました。 また、寄らせていただきたいと思います。 では。 ●名前 上森 ●登録日時 06/03(日)21:17 パスワード re(4):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- みなさん、こんばんは。 エコロさん、こんばんは。 お元気ですか? ご返信、ありがとうございました。 興味深いお話をしていただきまして、 感じることがありましたので書かせていただきます。 > >わたしにとっても、 > >時計は時間を見るための道具であるのみならず、 > >限りのないインスピレーションと、エネルギーの源泉であり、 > >そして、実に楽しい気晴らしでもあります。 > 時間という変わらない概念を具体化する道具であるだけなのに、 > そこには基本的に、何の変化もないはずなのに、 > 心惹かれるのは何故なんでしょうね。 > 「どうして私のこと好きなの?」 > > 今よりもっと若い頃、こんな照れくさい会話をされた方は多いと思います。 > たいていの場合、聞かれた方は、 > > 「それはね、え〜っと・・・〜〜何故だろう?」 > > と、 > 具体的に答えられないことが多かった方も多いのでは。(笑) 「どうして私のこと好きなの?」とは、 たまに聞かれて、そして困る質問ですね。(笑) でも、この「どうして」「なぜ」について思いを馳せて、 最近、特に感じることなのですが、 時代の移り変わりと共に、「なぜ、なぜならば」という問答、 つまり、理屈に合致する問答が 以前よりも重要視されなくなってきているのではなかろうか。 と思うのです。 もっと、感覚的といいましょうか、直感的といいましょうか、 そんなニュアンスが現代において大切になってきているのでは なかろうかと思うのです。 たとえば、 今年のバーゼルフェアでも、数多くの時計が各社から新製品として出ていました。 10年くらい前のバーゼルフェアですと、 各社こぞって、複雑時計の腕比べをする。 そんなニュアンスがありました。 各社は、 「この時計は、〜機構という新機軸を開発して、この複雑時計に埋め込んだ」とか、 「この時計は、ゼンマイの持続時間が 〜時間という画期的なもので、  それを開発するにあたっては、 〜という苦労があり・・・・」 というような解説もまじえながら、 理論の権化ともいえる時計を競って出していたのです。 それが、今年は、 ユリスナルダン複雑時計のような例はあるものの、 全体としてみると、印象としては、 女性向けともいえる、デザイン重視の、感覚的な時計が多く出品されているように 感じました。 そこには、以前のような解説はなく、 「いいと思ったら、いい」というような、 直感的なものがありました。 また個人的にも、 技術の粋を集めた複雑機構をもった時計よりも、 デザイン性・イメージを追及したライト感覚な時計。 というものの方が、遥かに記憶に残っているのです。 メーカーも、もちろん市場動向を吟味した上で製品開発をしていると思いますので、 機械自体にメスを入れて、それを理論的に追求する道よりもむしろ、 イメージ構築の道を選ぶからには、それに重要性を見出してのことだと思います。 それにしましても、 これだけ辛口な時計の印象が薄いフェアも珍しいと思いました。 さてそこで、 辛口時計好きからしてみると、思わず、 「なんだ、こんなもの」 と小言のひとつも言いたくもなるかもしれません。 しかし、一歩ひいて考えてみると、 時計を選ぶときに、 「これは、〜という機構を使っているので良い」 という、 いわば、 「なぜ、なぜならば」に当てはまる理性的な判断よりも、 ぱっと見て、 「いいと思ったから、いい」という、 説明を拒否した、直感的な判断を、 市場はするようになってきているのではないか。 そんなことを感じたのでした。 理性から直感へ。 考え方によると、これは、説明するよりも遥かに難しいことかもしれません。 これからの時計は、どこに行くのでしょうね。 お書き込み、ありがとうございました。 またお話できることを楽しみにしています。 ●名前 エコロ ●登録日時 06/05(火)23:32 パスワード re(5):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- こんばんは。 >「どうして私のこと好きなの?」とは、 >たまに聞かれて、そして困る質問ですね。(笑) やはりそうですか?(笑) >もっと、感覚的といいましょうか、直感的といいましょうか、 >そんなニュアンスが現代において大切になってきているのでは >なかろうかと思うのです。 それはデザインにおきましても機能におきましてもそうなのでしょうね。 特に新しい機能でなくても・・・そう、例えばフ〜ン・・・なるほど! と思いましたのは、ブレゲのパワーリザーブモデルでした。 パワーリザーブといいますのは、あると便利な機能ですよね。 ただ、それをデザイン上、文字盤のどこにもってくるというのは各社、 悩むところと思います。 ところでパワーリザーブ表示に扇形が多いのは機能的な問題なのでしょうか? 円運動が主体の時計ですから、円周もしくはそれに近い表示を されてもいいと思うのですが、できればセンター同軸上に・・・ 難しいのでしょうか? ブレゲの裏をシースルーにしてその裏側に機能を持ってくるのは、 「なるほど、これならデザインの制約から解放されるな」 と誰もが考えそうなことですが、妙に頷けました。 >理論の権化ともいえる時計を競って出していたのです。 確かにそれはそれで楽しいのですが、買えませんしね〜、実際問題。 開発機能が一般(的価格商品)にフィードバックされるなら いいのですが、そうでないと、一種の芸術展覧会のようでも ありますから。それでいいのかどうかは別にしましてですが、 私達一般人にとりましては喜んでいいのかどうかわかりません。 そういえば、昨年あたりからトゥールビヨンの廉価??機械が 搭載された時計が発表されてきてますね。 気軽に買える値段とはまだ遥かに遠いですが、今までの現実離れ した値段ではなくなってきています。 トゥールビヨンを芸術品と見なされる御仁には納得のいかない 見栄えの機械ではあるかもしれませんが、 そこはそこ、上森さんのおっしゃられるとうり、 直感的に 「いいと思ったら、いい」 と思える人がいるなら、それは成功といえるのではないでしょうか。 ちなみに私は「いい」と思った一人でした。(笑) >ユリスナルダン複雑時計のような例はあるものの、 真剣に見てないのですが、私にはわけがわからない機械でした。(笑) >女性向けともいえる、デザイン重視の、感覚的な時計が多く出品されているように >感じました。 趣向の是非はどうあれ、オメガからもスピードマスターのレディースが 出てました。 スピードマスターは質実剛健な歴史的伝説もある男性的時計と思っている 私は、あれには 「あちゃ〜」 と思った一人でした。(笑) 決して女性がスピードマスターをしてはいけないというのではなく、 女性の方にも弾性的マッチョなスピードマスターをつけていただきたいですので ・・・ と、これはスピマスフリークの戯言と聞いてくださいね。(笑) >また個人的にも、 >技術の粋を集めた複雑機構をもった時計よりも、 >デザイン性・イメージを追及したライト感覚な時計。 >というものの方が、遥かに記憶に残っているのです。 デザインが多岐にわたり、面白みや、個性を持ったものが多ければ やはり楽しいですね。 同じ機械を積んでいようとも、使用者の目にいつも一番に入るのは時計の 「顔」ですもんね。 >メーカーも、もちろん市場動向を吟味した上で製品開発をしていると思いますので、 >機械自体にメスを入れて、それを理論的に追求する道よりもむしろ、 >イメージ構築の道を選ぶからには、それに重要性を見出してのことだと思います。 先ほど、TVで国産ロケットH−2の開発経路前編を見てました。 国産にかける男達の意気込みが悲しいくらいにヒシヒシ伝わって きました。 で、考えますのは我らの国産第1番社、セイコーです。 なんやかやいいながら、私が常に頭にひっかかるのはこのメーカー なんです。 日本人が舶来好き傾向にあるのはしかたがないとして、 機械もケースもそこそこ舶来に負けない、いい物を作っていながら、 どうしてもイメージが舶来に勝てないメーカーの市場戦略ははたして このままでいいのだろうか。・・・と考えてしまいます。 最近ひとつ気が付きましたのは、セイコーのカタログを見てますと、 製品としては存在していながら、特殊なペットネームがないんです。 たとえば、シリーズとして存在していても、ポリシーみたいなものが 伝わってこないのです。 デザインを似せたシリーズで同じペットネームにしてあるのは 多いのですが、 例に出しますと、最高モデルのクレドール。 フェニックスにしても、なんでもあるんですよね。 クロノグラフ、3針、ワールドタイム。 パシフィークにしても、 自動巻き、手巻き、クロノグラフ、レトログラード。 これだけで十分、複数の会社が成立してしまいそうな ラインナップです。 ですから例えば、「パシフィークというメーカー」のクロノグラフに ひとつ愛用者が入れ込めるペットネームが欲しいなとおもうわけです。 例えば時計好きと呼ばれる私達ですが、 「ロレックス、オメガの製品をすべて言え」 と言われれば言える人はたくさんいると思います。 ですが、 「セイコーの製品すべてを言え」 といわれて言える方が何人いるか・・・ ひとつひとつの製品に思い入れができないラインナップなのかも、と カタログを見ながら感じました。 脱線しました。セイコー社の方、見ておられましたら、どうぞお気を 悪くなさらずにお願いします。 姿勢を正していいますと、私はセイコーという国産時計が好きなのです。(笑) >それにしましても、 >これだけ辛口な時計の印象が薄いフェアも珍しいと思いました。 私、お酒は甘口が好きです。(笑) 上森さんは実際にバーゼルに行かれたのですよね。 印象に残った時計にはどんなものがありましたでしょうか? ぜひ直感でお話いただければ幸いです。 >「なぜ、なぜならば」に当てはまる理性的な判断よりも、 >ぱっと見て、 >「いいと思ったから、いい」という、 >説明を拒否した、直感的な判断を、 >市場はするようになってきているのではないか。 >そんなことを感じたのでした。 それに先ほどもお話しましたように、 時計ファン向けアピールものばかり生産しても市場への見かえりは ありませんし。 >理性から直感へ。 >考え方によると、これは、説明するよりも遥かに難しいことかもしれません。 そうですね。理性とは?直感とは? どこからどこまでが理性?で、直感?私自身の考え? と考えますとますますわからなくなります。 >これからの時計は、どこに行くのでしょうね。 時計好きには、これもまた永遠のテーマでしょうね。 ぜひこれからも、それを一緒にお話できますことを! では失礼します。 ●名前 エコロ ●登録日時 05/29(火)01:36 パスワード re(2):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- 又一庵さん、ご無沙汰してます。 お元気そうですね。 早速、お返事いただきましてありがとうございます。 >昨年、念願のビーナス175購入以来、気が抜けていたところでした。 ビーナスの後ろ姿・・・いいですね。 何といいますか、ブリッジの配列の見た感じが整っていて綺麗だなと 思います。 優れた設計のものは姿も美しいと聞きますが、 まさにビーナスもそのひとつではないかなと思っています。 なんといっても社名がいいですね。(笑) 少し反則のような気がします。(笑) 美の女神とは同じスペルだったでしょうか。 >多くの時計愛好者の究極の命題が、自分にあった、たった1本の時計に >出会うことではないでしょうか?恥ずかしながら、私もこの迷路のはまり >こんでいます。 これは何度となく話題になりつつも、それでいて尽きない悩みですね。 自分なりに究極を見つけたと思うことも幾度かありましたが、 それも永遠ではないのですよね。 >同じ時計を長く付けているときで2ヶ月程度でしょうか? 長くてそれくらいですね。 私の場合は1ヶ月サイクルが多いです。 ですから去年の夏にシーマスターを2ヶ月連続使用しましたのは 我ながら驚くべき異常事態でした。 長くつけていますと、 「うん、この時計はやっぱりいいな」 「この時計があれば、他に必要ないんじゃないか?」 「そうだ!、他の時計はしまうことにしよう・・・」 「やっと『この一本』が見つかったな」 と思い始めた頃から、他の時計をしたくなります。(笑) >飽きるというより >他の時計がかわいそうという感覚で付け替えています。 そうですね。私もきっとそれが心のどこかにあるのだと思います。 でも新しいものも欲しくなるのです。 それは、今までの時計の共通項を集めたようなものの場合もあり、 はたまたまったく違う種類のものであったり。 でも、だいたい、似たようなものが集まりやすいです。 服でもそうなんですが、変化を求めつつも何故か 似たような服を買ってしまうことが多いです。 >先日、親戚の若い衆とカジュアルな飲み会がありまして、親戚との飲み会と >いえば、冠婚葬祭が多いため、フォーマルな時計をすることが多かったのです >が、この時は困りました。結局、クォーツのダイバーをしていったのですが、 >機械式のカジュアルなクロノあたりが欲しいなと思ってしまいました。 私の場合も別な意味で冠婚葬祭用というのは意外と悩むのですよ。 普通に考えれば薄型のドレスウォッチということに なるのでしょうが・・・ 何せ相手は冠婚葬祭です。特に冠婚。 これは間違いなく記念の行事ですよね。 3ヵ月前の火曜日にしていた時計はパッと思い出せませんが、 5年前の誰かの結婚式にしていた時計は思い出しやすいですよね。 それほど記憶に残りやすいのが行事時ですよね。 冠婚に限らずとも何かの大事な記念のときにはこの時計をしていたい というのが私にはあります。 ですから、あまりそれが冠婚葬祭に合わないかもしれないと思えど、 つけていたいと思う時計をつけるようにすることが多いのです。 「シチュエーションに合わせて・・・」という意味では、 はずしてしまっているかもしれませんが、 自分なりにはベストだったりします。 それにしてもカジュアルなクロノグラフといいますと・・・ どんなものが浮びますでしょうか。スポーティーでもなく、 クラシックでもないものとなりますと・・・ なんとなく、ボーム&メルシー、モーリスラクロアあたりが 思い浮びますが如何でしょうか。 >確かにそうですね。エコロさんは時計だけでしょうか? はい。「物」を買うことに関しましては、 こずかいの中でとても大きな割合を占めますのは、 今は時計だけです。 飽きやすい性格なのですが、何故か時計だけはよく続いています。(笑) 結論が見つかっていないというのが最大の理由でしょうか。 >私の場合、カミさんの影響で、くまのぬいぐるみ・・とか 絵画(版画など) >もよく買ってしまいます。先日は、手塚治虫の鉄腕アトムのフィギュア(世界 >最高のロボットで出てきたキャラのもの9体)買ってしまいました。 絵画というのは惹かれますね。 百貨店の画廊に立ち寄るのは好きです。 といって価値を見る目は持ち合わせていないのですが、 「あ、これ、いいなあ」 と思う絵には時々出会います。 ただ・・・ 部屋には子供がうろちょろしてまして、なんとなく、 絵を部屋に飾ってゆっくり家で鑑賞しようという気に なれないでいます。(笑) いつかはお気に入りの絵というのを持ちたいですね。 時計と同じように結論の出ない迷路にはまってしまうかもしれませんが。 >・・・・高尚な精神に到達するには、まだまだです。 同じくです。でも結論が出ない方が楽しいとも思います。 たとえば、短絡的な素人考えですが、 先ほどTVを見ておりましたら、俳優の西田敏行さんが 登山に挑戦されていました。残念ながら頂上には 到達できなかったのですが、もしも頂上に到達しておられたら、 彼はまた次の山に登ろうと思っただろうか・・・と考えました。 もちろんそれはTVの企画ではありますが、 多くの登山家や冒険家はひとつの目標を達成しますとそれに 満足することなく、また次の目標を目指すのではないかと 思うのです。 としますと、最高峰エベレストの頂上に立った人の次の目標は ・・・より過酷な条件下での登山ということになるのでしょうか。 で、それも限界まで達成しますと、次に待つものは一体何でしょう。 >(少女漫画の”はいからさんが通る”に馬糞症というのがありました。 > 花粉症のパロディですが、1970年代にすでにこの話題があった > と、変に感心してしまいました。) それはすごいですね。 私の花粉症の始まりは1980年くらいです。まだその頃は 今ほど花粉花粉と騒がれていませんでした。 きっと作者自身か関係者の方に花粉症の方がおられたのでは? 今日は昨日よりマシです。ブタクサさん!このまま終わってくださいな。(笑) ではまた。 ●名前 又一庵 ●登録日時 05/29(火)17:50 パスワード re(3):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- エコロさん、ご返事ありがとうございます。 今年のバーゼルも終わり、時計雑誌の記事が楽しみな今日この頃です。 >ビーナスの後ろ姿・・・いいですね。 >何といいますか、ブリッジの配列の見た感じが整っていて綺麗だなと >思います。 昔の銘ムーブで、クラシックな2つ目のクロノとして、ビーナスを選択 です。あと、バルジューの23も考えたのですが、何となくこちらに・・・。 何か、時計として使うより、飾っておきたいような時計です。実は、ほとんど はめてないです。購入時に調子をみるためにしばらく動かした程度です。 なかなか機会がなくって・・・です。 >それにしてもカジュアルなクロノグラフといいますと・・・ >どんなものが浮びますでしょうか。スポーティーでもなく、 >クラシックでもないものとなりますと・・・ そうなんですよ(笑)。どんな物がよいか、思案しているところです。スポーティー なものでも良いのですが、スーツには合わなくて、Gパン、Tシャツに似合うって 考えると、ミリタリー系かなとも思います。 まあ、悩んでいるときが楽しいのですが・・・。候補としては、ゼニスの レインボー、sinnのEZM、チュチマの5100使ったの・・とかかなあ? (価格の問題もありますが・・・) クロノって実用的なのは、60分計(30分計)が見やすい物なので、レマニア 5100は良いですね。USEDなら価格もお手頃ですしね。でも、生産中止とか いう雑誌記事もあり、ちょっと気にかけているところです。 >絵画というのは惹かれますね。 >百貨店の画廊に立ち寄るのは好きです。 絵は時計より深いかもしれないですね。ビッグネームでなくても、気に入った絵が 一番ですから、無名の画家さんで探すのが良いと思います。時計も世間の評価は どうでもよくて、本当に気に入った物(できれば新進の時計師さんのもの)を見つけ られると最高です。音楽でもインディーズのころからのファンが、自分たちでその ミュージシャンを大きくしたんだみたいに、自分の気に入った無名の時計メーカーが 将来、ビッグメーカーになったら、この上ないと思いませんか? アメリカンドリームじゃないけど、時計にもそういった可能性があると思います。 >多くの登山家や冒険家はひとつの目標を達成しますとそれに >満足することなく、また次の目標を目指すのではないかと >思うのです。 >としますと、最高峰エベレストの頂上に立った人の次の目標は >・・・より過酷な条件下での登山ということになるのでしょうか。 >で、それも限界まで達成しますと、次に待つものは一体何でしょう。 私は、まだまだエベレストには当分たどり着かないので、よくはわかりません。 私の大学の後輩で、実際、エベレストの登頂隊に加わり、就職を2年見送った奴が いました。結局、山頂にはたどりつけなかったようですが、挑戦したことで、満足 していたようです。やはり、結果はどうあれ、自分の目標達成すれば、別の全く 新しいことに挑戦するようになるのかもしれないですね。 今週末は、初めて、金沢に行きます。とっても楽しみです。おっと、遊びに行く わけではなくて、お仕事、出張です。来週は横浜です。久しぶりに連チャンで出張 です。時間がとれましたら、また掲示板に来ます。それでは、また。 ●名前 エコロ ●登録日時 05/30(水)19:58 パスワード re(4):つまらない繰り返し -------------------------------------------------------------------------------- 又一庵さん、 >今年のバーゼルも終わり、時計雑誌の記事が楽しみな今日この頃です。 そうですね。そろそろ本屋さんに立ち寄るのが楽しみになってきました。 >何か、時計として使うより、飾っておきたいような時計です。 そうですね。とことん使い込んで味を出すという実用時計的イメージではない かもしれませんね。 眺めているだけでエネルギーが沸いてくる技術工芸品タイプの時計といえるかも しれませんね。 >レインボー、sinnのEZM、チュチマの5100使ったの・・とかかなあ? どちらかといいますとスポーティーなクロノグラフですね。 ゼニスエルプリメロはそのムーブメントがよく語られ、実際にグラスバックの 製品が多いようですが、そんな中でレインボーは実用時計として割り切って 作られたゼニスにしては珍しいタイプだと思います。 それゆえに、魅力的ですね。 「ヘヘ〜ン、俺の中身って実はすごいんだよ〜」 って時計は語りませんが、持ち主は思えますしね。(笑) 能有る鷹はなんとやらの雰囲気を持っていると思います。 >クロノって実用的なのは、60分計(30分計)が見やすい物なので、レマニア >5100は良いですね。USEDなら価格もお手頃ですしね。でも、生産中止とか >いう雑誌記事もあり、ちょっと気にかけているところです。 生産中止という記事は私も見ました。 いかなる事態にせよ、歴史あるムーブメントの種類が減るのは残念です。 絶滅寸前の動物のようで・・・ここはやはり救済活動が必要でしょうか? >自分の気に入った無名の時計メーカーが将来、ビッグメーカーになったら、 >この上ないと思いませんか? そうですね。それはおおいに思いますね。 >アメリカンドリームじゃないけど、時計にもそういった可能性があると思います。 気に入った時計を買って、そのメーカーの株も買っておけば、ビッグメーカー になった時の思いは、尚一層、大きいかもしれませんよ。(笑) そしてメーカーもそうですが、個々の時計に対してもそういうことは言えますね。 ただ、将来を予測することは難しいですが、自分のポリシーで選んできたものが、 あまりにも有名になり過ぎて、なんだか自分のオリジナルでなくなってしまう、 遠い存在になる気がすることもあろうかと思います。 できれば、人知れずそっとしておいて欲しいという気持ちも、 ビッグにならないかなと思う気持ちと裏腹に存在しますよね。 >私の大学の後輩で、実際、エベレストの登頂隊に加わり、就職を2年見送った奴が >いました。結局、山頂にはたどりつけなかったようですが、挑戦したことで、満足 >していたようです。やはり、結果はどうあれ、自分の目標達成すれば、別の全く >新しいことに挑戦するようになるのかもしれないですね。 そうですか、そんな身近にエベレストを目指された方がおられるとは 少し羨ましいです。その知人の方はやはり次の目標に向われたのでしょうね。 「時計」という分野は目標を設定しにくいことと思いましたが、 案外そうでもないかもしれないと思いはじめています。 たとえば分解掃除など、技術的分野においてそうであったり、 今月は分解、来月は組み立て、来年は洗浄といった感じで、 あるいはテーマのあるコレクションもそうですね。 中には探し求めてとんでもない地域に旅をされた方もおられるようですね。 そうなりますと、コレクションの過程にも大きなドラマが生まれそうです。 でも、この一本を選ぶという目標は永遠に終わらないのではないかと 予測しています。(笑) 今回はお話ができまして楽しかったです。 私もまたここに寄らせていただき顔を出したいと思います。 その節はまたよろしくお願いします。 お返事ありがとうございました。