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--- 秋本氏 制作のトゥールビヨンの模型 動作模様
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--- 秋本氏 制作のトゥールビヨンの模型 動作解説1
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【会話内容】
この時計の機構はですね。
こう、この外側ですね、ケージが一回転で、この中のケージが半回転・・・。
外側が2回転することに中が1回まわるということで・・・。
通常この縦と横は、同期して回っちゃうと、このケージが常に一方向にしか、こう斜めにぐるぐる回るようなイメージになっちゃって、効果が薄くなっちゃうので、まあ、こういう形で中と外の位相をずらすことで、均等な効果が得られるようにしています。
見てわかるとおり、こんな具合で、中と外がバラバラだから、非常にランダムにいろんな角度が、いろんな角度にこのケージがなることで、まあ、どんな方向でも、たとえば横でも縦でも、どんな方向でも非常に有効に動くようになっています。
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--- 秋本氏 制作のトゥールビヨンの模型 動作解説2
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【会話内容】
この部分は普通の置き時計からきている、ただの輪列、あのパワートレインの部分です。
で、キモになるのはこの部分で、えーと、ここに見えるこのL字型の金具部分ですね。
こちらが、いわゆる通常のトゥールビヨンでいうところの普通のケージの部分。
で、この部分が回ることによって、このベースプレートに固定されているコントレートホイール、要するに普通の歯車というのは円周方向にギアが切ってあるんですけど、コントレートホイールといって、縦にギアを切ることで、あの回転運動を垂直に変換します。
この垂直になっているコントレートホイールと、このピニオンギアがちょうど遊星歯車のような形でかみ合っていますので、それが回転することでこの外側のコントレートホイールに引きずられて、このピニオンギアが水平の回転を作ります。
で、さらにこのピニオンギアの回転をこの大きな歯車で減速して、で、この歯車がこちらのベアリングを介してこの、2段目のケージに回転が伝達されるかたちになっています。
この形で垂直の回転と水平の回転を作っているわけです。
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--- 秋本氏 制作のトゥールビヨンの模型 動作解説3
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【会話内容】
で、次にここで垂直に作られたこの回転に対して、ここに薄い小さな歯車があるんですけど、この歯車がこのL字型のケージに固定されています。
で、それに対して、この回転する2段目のケージにギアで止められているこのエスケープホイールですね、こちらのピニオンがこの固定されたギアに、ひっかかってますので、この、ケージ自体が回転することで、このエスケープホイールが引きずられて回転すると、で、このエスケープホイールのエネルギーを、この上に固定するこのテンプで、往復運動に変換しているわけです。
なので、中のケージが普通のトゥールビヨンのイメージですね。 |
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