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昔は、西暦2000年などといいますと、なんかものすごい歴史の区切りのような気がしませんでしたか?
とんでもないことが起こりそうな、起こらなさそうな・・・・。
子供の頃は2000年と聞くと、
「ほら、あの空を見ろ! ジェットエンジンを背負った人が飛んでいるぞ!」
というような完全にSFチックな世界を想像していました。
でも2000年になっても、春はやっぱり春ですね。
いつもの年と同じように桜の季節がやってきました。
花粉が例年より多いらしいですが、ホントに、印象として代り映えしない、いつもの春という感じです。
五分咲きの桜の花を眺めながら、そんなことを感じる今日この頃です。
で、今日はうららかな日ざしに誘われて公園を散歩でもしたかったのですが、仕事をやらなければしょうがありません。
「公園で桜を見ている場合ではない」
と思いながら、せっせと外回りの仕事をしていましたら、IWCホームページでおなじみの山口さんがちょうど非番だということで、
「じゃあ新宿ででも落ちあって打ち合わせをしましょう」ということになり、お会いしていろいろと時計談義をしてきたのでした。
わたしの場合、時計の仕事をしているので、仕事中に時計話で盛り上がっても「まじめに仕事をしている」ということになります。
「仕事中に時計の話しなんかするな」とは誰も言いません。
むしろ、
「仕事中に時計の話しをしろ」ということになります。
でも、時計話しといっても時計本体の話しばかりではありませんよ。
ブランドの動向、マーケティングの話し、その他もろもろの話しが盛り込まれます。
で、そうやって山口さんとお話ししていましたら、ふと、彼の左袖からプラスチックの時計がのぞいているのに気づきました。
グリーンのニットにブルーの時計のコントラストが、なんとなくいい感じです。
使い込んでいるようにも見えます。
「山口さんらしからぬ時計をしていますね」
「それは何ですか?」
と聞いてみますと、
「スウォッチのモンテナポレオーネです」
という返事です。
それを聞くと面白そうなので、
「取材して、こちらでレポートを載せよう」と思いまして、今実行しています。
< そのスウォッチを購入されたいきさつは? >
8年ほど前でしょうか、チューリッヒに行ったときのことです。
ある人からロレックスを買ってくるように頼まれたので、チューリッヒの時計店をまわっていると、そこの店主がこのスウォッチをわたしにすすめるのです。
で、衝動買いしてしまいました。
< そのスウォッチの特徴は? >
スウォッチ初の自動巻モデルのひとつだそうです。
当時は、こういう自動巻きモデルが4種類ほど出ました。
< どんなときに使いますか? >
仕事柄、他社製品をしていると、どうしてもまずい状況というのが出てきます。
でもまあスウォッチであれば、みなさん許してくれるかな、と思いまして、けっこういろんな場面でつけてました。
でも、最近はめったに仕事では使わないですね。
< 周りの反応は? >
びっくりされることが多いですね。(笑)
< オフのときはどんな時計を使うのですか? >
そうですね。
気に入っているのはレマニアのブレスですね。
あとはこのスウォッチ、あるいは丸腰でしょうか。(笑)
< この時計の感想は? >
ひたすら楽な時計です。
というわけで、 山口さんの意外な愛用品を見せてもらいながら、話しはさらに続いていったのでした。
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